オートロック停電時の開け方を知っておくべき
突然の停電や計画停電があった場合、マンションのオートロックドアの開け方は把握されているでしょうか。通常時は、正常に動作して当たり前のオートロックドアですが、停電時の開け方を知っておかないとトラブルやパニックが発生します。いつ停電が発生するのか分かりませんので、停電時のオートロックドアの開け方を把握しておく必要があります。
■ 目次 ■
マンションのオートロックとは
マンションのオートロックドアとは、マンションの居住者のみが持つキー(鍵)を操作することで、ドアが自動的に開き、ドアが閉まると自動的に施錠する仕組みを持ったドアのシステムのことを言います。建物から外に出る場合は、自動ドアのセンサーなどによって解除されてドアが開く仕組みとなっています。
ある程度の規模以上のマンションには採用されているセキュリティ対策のためのドアです。オートロックのドアによって、無関係な部外者の侵入者をマンション内に入れないようにシャットアウトするものですが、完璧なシステムとは言えず、居住者の後をつけて部外者が入ること(共連れ)も可能となっています。
オートロックドアがないよりは、あった方がマシで安心という程度なのかもしれませんね。オートロックドアがあることで、不要な業者などを排除できるという心理面でのメリットには大いに効果があるとは言えます。
エントランスのオートロックドアに加えて、エレベーターと連動するシステムを取り入れている最新のマンションもあります。エレベーター連動の普及率はまだまだ低いのが現状です。
停電時の開け方は
停電の時は、当たり前ですが、電気が使えません。オートロックのドアだけではなくて、電気を使用して動くエレベーター・インターフォン・冷蔵庫・テレビなど全ての機械や電化製品が動きません。
停電があると、いかに普段電気の恩恵に預かっているのかを実感することができると同時に、電気を供給している設備類を維持している会社のありがたさが身に染みることと思います。
停電時は、非常電源装置の搭載を備えている場合を除き、オートロックのドアが使えなくなります。停電になると「施錠のままになる機種」と「解錠する機種」の2種類があります。どちらの機種であるかは、使用しているオートロックドアのメーカーに確認しておくとよいでしょう。
管理人あるいは管理組合や管理会社は、どちらの機種なのかを知っているのかもしれませんので、お尋ねいただくのもよいかと思います。ただマンションのオートロックに使用されているのは、恐らく「停電時解錠する機種」だと思います。
施錠のままになる機種
「施錠のままになる機種」は、銀行や証券会社等で、非常時にも施錠をしなければならない建物に多く使用されています。ドアの入退室は、所定の解錠スイッチを操作の上手動でドアを開くことで通行することが可能です。
停電時解錠する機種
「停電時解錠する機種」は、通常の建物に使用されています。緊急時に避難経路を確保するために停電の際には鍵が解錠されますので、手動でドアを開いて通行します。
計画停電の対応は
突発的な停電なのではなく、計画的な停電の場合があります。計画的に行う「電気設備の法定点検」では、マンションの全ての電気を止めて点検が行われます。
その場合は、あらかじめ停電の日程や時間が分かっているのですから、管理人や管理会社に協力してもらって、オートロックドアの警備をお願いすることで、セキュリティが守られます。
もちろん、マンションの住民全員に掲示板やポスト投函などで、「電気設備の法定点検」を実施する旨の周知と協力のお願いをすることは必要です。
おわりに
オートロックドアが、停電時にどのように開けるのかを知っておくべきだと思っています。いかに自分の住んでいるマンションに関心を持っているのかというバロメータにもなることだと思います。
少なくとも管理組合の理事や理事長などの役員は、いざ停電になった場合に咄嗟に動けるようにしておくべきだと思います。非常時の対応は、非常に重要ですから、自治会とも連携しておくことをおすすめします。
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